shadow_pmcのブログ (旧 ビートルズ徒然草)

ビートルズのレコードの重箱の隅を突っつくブログです。

#洋楽

US盤 THE BEATLES(WHITE ALBUM) ジョージ ハリスン 回収マスター使用の激レア盤の評価は?

1968年発売、ビートルズのUS盤ホワイトアルバム(THE BEATLES SWBO-101)にはジョージハリスンがダメ出ししたマスターを使用した”回収盤”が間違って世に出てしまった激レア盤があることが知られています。これはアンソロジー本にも書かれているような「…

ビートルズ US盤シングル ピクチュアスリーヴが復刻される日は来ないのか?

UK盤と違ってUS盤や日本盤のシングル盤にはピクチュアスリーヴ(ジャケット、以下、PSと略します)が付いていました。 特にUSシングルのPSは初盤にしか付いていなくて、再発盤にはUK盤と同じように共通のカンパニースリーヴ(USはキャピトル)に差し代わりま…

ビートルズ UK盤レーベルガイド本 Richard Nollerの新刊 「Extended Play In The U.K.」

昨年3月にApcor Books And Record社から発刊されたUK盤シングルのレーベルガイド本「MADE IN THE U.K. 」に続き、早くもそのEP版の発刊が決まった。「Extended Play In The U.K. – A complete overview of The Beatles’ EPs manufactured in the U.K.」 こ…

THE BEATLES 「SGT.PEPPER'S LONELY HEARTS CLUB BAND」 オーストラリア 高音質盤 AUDIO.5

名盤の誉高いビートルズのサージェントペパーズですが、それ故に昔からさまざまな方法を駆使した特別に音の良いレコードをプレスして高音質盤として発売されてきました。そのすべてが限定盤で販売枚数、販売方法などが限定され、今となってはその希少性もあ…

ポール・マッカートニー 「バンド・オン・ザ・ラン」発売50周年

ビートルズのソロ作品はコレクション対象ではないのですが、ポールは「VENUS AND MARS」までと「FLOWERS IN THE DIRT」が好きで、「BAND ON THE RUN」は何枚か持っています アナログレコードは、UKオリジナル盤のマト1とマト3。それと再発盤で発売25周年…

ビートルズ 28年ぶりの新曲 「ナウ アンド ゼン」

前回、ビートルズの新曲「Now And Then」が出る気配もない、と書いたところ、それから10日も経たず電撃発売。驚きました。その新曲と赤盤・青盤2023年盤のリリースラッシュもようやく落ち着いた感じですね。 前回の新曲「Free As A Bird」が発売されたのが…

EMI 100周年記念プロモCD とThe Beatles 「Free As A Bird」

ビートルズの新曲「Now And Then」がこの秋に発売とのアナウンスがあってから久しい。同時に赤盤・青盤のリミックス盤も噂されていたのに、10月も終わろうとしている今でもリリースの気配がありません。 前回、ビートルズの新曲が発表されたのが1995年…

UK盤 THE BEATLES(ホワイトアルバム)の探求盤

先日、某レコード店のYoutubeを見ていたらTHE BEATLES(通称ホワイトアルバム)の初盤にはポートレート4枚を封入したビニール袋がついていた、という話をされていました。かれこれ30年以上UK盤を探し求めていますが、この袋は実は見たことも聞いたことも…

「 ビニ焼け」被害報告。コレクターの皆さん、お気をつけください。

今日のお話はレコードの「塩ビ焼け」、いわゆる「ビニ焼け」。レコ―ド盤が白く曇ってジリジリ、ザーザーノイズが出るアレであります。これの被害にあった時のショックはレコードコレクターにとっては筆舌に尽くしがたい。これによりミント盤がVG盤に成り下が…

Beatles US盤「SGT.PEPPER'S LONELY HEARTS CLUB BAND」"Capitol Executives" Cover

今年4月の「SGT.PEPPER'S LONELY HEARTS CLUB BAND」の”Red Eye Cover”を紹介した記事の最後にUS盤でキャピトルレコード社の重役の顔に差し替えられた別ジャケットのことを書きましたが、自分的にはその存在に疑問を感じていたのです。 ところが、です。 最…

変態盤紹介 その1 スタンパー刻印の位置が違う ビートルズ UK盤 HELP

拙ブログのアクセス分析を見ていると、 午前3時から5時ころに急にアクセス数が増える日があります。時間的に国内というより、最近は翻訳ソフトの精度も劇的に良くなっていることもあり、どうやらヨーロッパのマニアの方にもご覧いただいているのではないか…

Richard Noller著「MADE IN THE U.K. - A Complete Overview Of The Beatles’ Singles Manufactured In The U.K.」

1月に紹介したビートルズのUK盤シングルのレーベルガイド、Richard Noller著「MADE IN THE U.K. - A Complete Overview Of The Beatles’ Singles Manufactured In The U.K.」を買いました。 シングル盤だけでこの厚さ 前宣伝の触れ込みどおりのすごい1冊。…

UK盤 SGT. PEPPERS LONELY HEARTS CLUB BAND の"Red Eye Cover" 探索

ビートルズのUK盤においてジャケットのヴァリエーション違いは、プリンター2社やMONO/STEREOのロゴの種類、ホワイトアルバムのシリアル番号以外にはPLEASE PLEASE MEのAngus McCbeanの右ずれジャケット、HELPやSGT.PEPPERS LONELY HEARTS CLUB BANDの配色ず…

UK盤 HELP スモールmonoジャケット

UK盤 HELPのモノラル盤(PMC1255)のジャケットのほぼ99%はは右上にミドルサイズのアウトラインで「mono」と表示されたものです。 ごく稀に1969年後半に発売された「mono表記が無いもの」もあり、このジャケットにはEMIワンマークのモノラル盤という…

京都の中古レコード店 ホットラインさんのこと

1980年ころから京都近辺で中古レコード店まわりをされていた方でホットラインさんを知らない方はいないでしょう。京都市役所のそばのビルの3階にお店があり、2000年に入ってからは歩くのも難儀するほどレコードが置かれていました。 1年ほど前に行…

ビートルズの新しいUK盤のレーベルガイド MADE IN THE U.K.

前回にレーベルガイドの話をしたばかりなのに、2023年に入って早々ビッグニュースが飛び込んで来ました。Beatlesの新しいUK盤のレーベルガイドが発売されます。 Richard Noller著「MADE IN THE U.K. - A Complete Overview Of The Beatles’ Singles Manu…

ビートルズUK盤コンプリート・ガイド その3

「ビートルズUK盤コンプリート・ガイド」の増強改訂版が出ました。2011年の初版の情報修正とそれ以降の発売分も網羅したとの触れ込み。悩んだ 末に、発売後2ヶ月経って結局買ってしまいました ビートルズのUK盤レーベルガイドがまとまった形で初めて世…

BEST OF THE BEATLES CDs と和歌山・福武多聞堂さん

「ベスト・オブ・ザ・ビートルズ」といえば1965年に当時の東芝音楽工業でビートルズ担当だった高嶋氏が本国EMIに無断で発売しようとしてオクラ入りとなったベスト盤(OP-7177)ですね。 時はそれから20年ほど経ってビートルズのアルバムのCD化が実現、…

疑惑が晴れた? UK盤 REVOLVER mono ジャケット

このブログでも以前書いたことのある、拙者の愛読書TBFC(東京ビートルズファンクラブ)会報のUK盤レーベル研究に「REVOLVEのモノラル盤ジャケットにmono表示が無いものがある」と読んだのが今から20年くらい前。その後このジャケットを探しても全く見つか…

ビートルズ UK盤 シングルスタンパーを探し求めると...

レーベルを集めているので同じアルバム、シングル、EPが多いものでは数十枚単位で所有しておりマザーやスタンパーの種類も多く、何らかの研究材料になりそうな気はします。 ビートルズに関して言えば、1990年頃からの「UKオリジナル盤」からいわゆる「マト1…

UK盤 HEY JUDE (CPCS106)Apple輸出用レーベル

1970年2月にビートルズの新マネージャー、アラン・クラインがAPPLE社の経済的危機回避の一策として発売したUS盤「HEY JUDE(BEATLES AGAIN)」(SW-385)にもUK盤のエクスポート仕様盤があります。 これには大きくEMIワンマークのSilver/Blackレーベル…

2021年の新発見! UK盤シングル Hey Jude のトライアングルセンター

細々と続けているこのブログですが今年もあと1日、1年を振り返る日がやってきました。 今年もめでたく新発見のレーベルがありました。 残念ながら、いつものように拙者の手元にあるわけもなく、画像はeBayより拝借しています。 1968年8月26日、自ら…

UK盤 EP 「MAGICAL MYSTERY TOUR」の小ネタ

2枚組EP(日本で言うコンパクト盤)という稀な形態で発売されたUK盤「マジカル・ミステリー・ツアー」(mono MMT-1 / srereo SMMT-1)のオリジナル。 今となってはUS仕様のLPヴァージョンにその立場を奪われた悲運の名盤ですね。 さてこのマジカル、70年代…

UKシングル 「Strawberry Fields Forever / Penny Lane」ピクチュアスリーヴの別ヴァージョン

1967年2月13日にイギリスで発売されたシングル「ストロベリーフィールズ・フォーエヴアー / ペニー・レイン」(R5570)。今ではビートルズで一番人気のある曲かもしれませんね。 人気絶頂の中で発売されたこのシングル、当時はエンゲルベルト・フンパー…

Beatles UKオリジナル盤 フルコーティングジャケットは存在するのか?

もう20年くらい前にビートルズのUKオリジナル盤EPを通信販売で購入した時に、フリップバックジャケットの裏面がおもて面と同じようにコーティングされたレコードが届いた事がありました。 60年代に発売されたビートルズのUK盤ジャケット裏面はコーティン…

ビートルズ/ブッチャーカヴァー(Butcher Cover)あれこれ

一昔前、2000年頃までは、ビートルズの世界的レアアイテムといえば、このブッチャーカヴァーでした。 当時はレコード店で現物を見るのも稀で、あっても剥がし損ねのサードステイトが結構な値段で売られていました。 1995年頃からこのブッチャーカヴ…

オーディオグレードアップの泥沼

レコードの再生において「良い音」とは、どんな音なのでしょうか? 様々なオーディオ誌、音楽雑誌などから拙者が想像してきた「良い音」、言い方を替えると「優れたオーディオセットから再生される理想的な音」のイメージは、次のようなものです。 ・まるで…

ビートルズの伝説のレコード 「In Spite Of All The Danger / That'll Be The Day」

ビートルズの記念すべき初レコーディングは、1958年7月12日、クオリーメン時代、ジョン、ポール、ジョージ、コリン・ハントン、ジョン・ダフ・ロウのメンバーで録音した 「In Spite Of All The Danger / That'll Be The Day」でした。 リヴァプールの…

Beatles PLEASE PLEASE ME のGold Parlophone Stereo盤のお値段は?その2

ビートルズのUK盤コレクションの最高峰の1つ、PLEASE PLEASE ME のGold Parlophoneレーベルのステレオ盤については、今までにもご紹介してきました。 今回は、去る1月30日に放映された「開運!何でも鑑定団」でこのレア盤が鑑定されたこともあり、再登場…

早くも2018年 今年の新発見!? 「ベスト・オブ・ザ・ビートルズ」手書き見本盤

2018年に入ってまだ半月も経っていないのに、「何がもう今年の新発見じゃ!」という皆さまの声が聞こえてきそうですが、これは間違いなく「今年を代表する1枚」となるでしょう!!(ちょっと興奮気味) 「ザ・ベスト・オブ・ザ・ビートルズ」(LP:OP71…