shadow_pmcのブログ (旧 ビートルズ徒然草)

ビートルズのレコードの重箱の隅を突っつくブログです。

ポール・マッカートニー 「バンド・オン・ザ・ラン」発売50周年

ビートルズのソロ作品はコレクション対象ではないのですが、ポールは「VENUS AND MARS」までと「FLOWERS IN THE DIRT」が好きで、「BAND ON THE RUN」は何枚か持っています

アナログレコードは、UKオリジナル盤のマト1とマト3。それと再発盤で発売25周年企画の2枚組。あとどこかにEMI100周年の記念盤もあるはず。

UK盤マト1(YEX-929-1)は「ラウドカット」との誤情報で有名なな1枚。誤情報を流した某音楽ライター本人が数年後にその間違いを認めたことは古いマニアなら有名な話。未だに本盤をラウドカットを売りに販売する店やディーラーもいますが、名カッターのChris Blairがカッティングしたマト3(EYEX-3)と比べても極端に「でかい音」とは思えません。UK盤らしい深みのある落ち着き払った音ならマト1、元気でバランスの良い音が好みならマト3。一説には輸出仕様とも言われているマト3、市場に出回る数こちらの方が少ない感じです。  

CDは何度も再発されているので、本当に多くのバリエーションがありますが、拙者所有は日本盤は再発帯付きが2枚、1989年発売のゴールドCDそしてアナログと同25周年企画の2枚組。変わったところで1996年発売のUS製DTSマルチチャンネルCD。このCDは1曲目の頭が欠けているらしい。こんな不良品が普通に発売されているのは流石アメリカ。あと以前記事にした2010年のハイレゾ音源がありますが、マニアの皆さんならお持ちのアイテムばかりです。

さてこの50周年となる2023年。もう特別企画リリースがないのかと思っていたら先日、「BAND ON THE RUN」50周年企画盤の発売が発表されました。ミキシング過程の音源をプラスした2枚組とのこと。これはぜひともアナログ盤で欲しいところでしたが、驚くのはその価格。オフィシャルストア限定でなんと2枚組LPが14,000円!。しかもすでに売り切れ。もうどうなっているのやら。