ストーンズ『Get Yer Ya-Ya's Out!』40周年豪華盤が３ＣＤ＋ＤＶＤで発売されるのを知った時はかなり期待しました。このフォーマットを見たらストーンズ・フリークなら誰でも「ついにストーンズ黄金期のライヴが映像付き完全収録で聞けるのかっ！」 と思うはず。
ところがやっと公開されたインフォを見てガッカリ。完全収録は完全収録らしいのですが、１枚は従来の「Get Yer Ya-Ya's Out!」、２枚目に従来盤に未発表だった「Prodigal Son」、「You Gotta Move」、「Under My Thumb」、「I'm Free」、「Satisfaction」の５曲、３枚目にツアーに帯同していたB.B.キング、アイク＆ティナ・ターナーのライヴ音源１２曲、ＤＶＤにはその未発表５曲のライヴ映像を収録．．．
これはもうちょっと考えて欲しかった。確かに未発表の５曲の発掘は素晴らしい。しかし、せめてこの未発表５曲は本来のライヴの曲順に従来の「Get Yer Ya-Ya's Out!」に組み込んで本当の「完全盤」に出来なかったものか？これでも時間的に１ＣＤに収まるはず。
ＤＶＤにしてもなぜたったの５曲だけなの？ライヴの完全盤に出来なかったのか？このＭＧＳでのライヴは映画撮影も同時に行われていたので完全盤も可能だと思うのですが。
これで３ＣＤ＋ＤＶＤ、豪華ブックレットやユニヴァーサル得意の紙ジャケ付き。６８００円。日本盤はＳＨＭ－ＣＤ。高いなぁ～。我々が望んでいるのは ＝「Get Yer Ya-Ya's Out!」完全収録１ＣＤ＋ＤＶＤで３５００円＝ なのだ！
なんか消化不良でちょっと納得いかないこの『Get Yer Ya-Ya's Out!』40周年豪華盤。
結局は買うんだから文句は言うな！とも思いますが、以前にも触れましたが、最近ちょっとメーカー側も「水増し商法」が過ぎるのではないでしょうか？
次に出る（と予定されている）「Exile On Main Street」の増強版には期待したいところです。
http://www.hmv.co.jp/news/article/909290146
