最近買った中での「不満足Ｎｏ．１」はダントツでストーンズの「ならず者」スペシャル・デラックス・エディション。不満爆発の要因はいろいろあれど、何と言ってもこのセットの最大の売り文句であったボーナスＤＶＤ（３０分）に（のみ）ダイジェストで収録されていた（はずの）「ならず者制作秘話」と「レディーズ・アンド・ジェントルマン」を今度は別々に完全長尺版で発売するなんぞ、このセットを買った人をバカにしているとしか思えん！！今回のストーンズレーベルの紙ジャケ再発にしても、１年前に最新リマスターをＳＨＭ-ＣＤで通常盤（プラケース仕様）を限定盤で出しておきながら、今度は同じＳＨＭで紙ジャケを出すなんて、少しやり方がヒドイのではないでしょうか、ユニバーサルさん。
最近のメーカーサイドにおける１９６０年～７０年代ロックカタログの再発マーケティングはもう末期症状で、売るが為には手段を選ばず的な商法は将来的には業界を滅亡に導くでしょう（→かなり怒っている）
ところで、ポール・マッカートニーが遂にＥＭＩを離れ、新しいディストリビュターはこのユニバーサルで、過去カタログのうち「バンド・オン・ザ・ラン」が早くも第一弾で発売とのことです。やがてこの名作も「レイラ」やビクターの「宮殿」のようにメーカーの思惑に翻弄されて「大安売りカタログ」に仲間入りしてしまうのでしょうか？残念です。
