shadow_pmcのブログ (旧 ビートルズ徒然草)

ビートルズのレコードの重箱の隅を突っつくブログです。

Beatles US盤シングルプロモ 「Penny Lane / Strawberry FIelds Forever」

ビートルズ「サージェント・ペパーズ」50周年、盛り上がっていますね。
拙ブログにお越しの方は「スーパーデラックスエディション(SDE)」を買った方がほとんどでしょう。
 
そのSDEのCD4の最後の収録された、ペニー・レイン (キャピトル・レコーズ・モノ・USプロモ・ミックス)を聞いて、その音の悪さにビックリした方も多かったと思います。
元のマスターテープが残っていないので仕方がないとはいえ、もう少し良い音で聞きたかったですね。
 
さて、このペニー・レイン (キャピトル・レコーズ・モノ・USプロモ・ミックス)。エンディングのトランペットが特徴ですが、レコーディングセッションの本によると1967年1月17日にデヴイッド・メイソンを招いてピッコロトランペットをオーヴァーダヴしたその日にモノミックスを3種類作り、その中のベストであるリミックス11のテープがUSに向けて送られました。その後、1月25日に再度リミックスをやり直し、エンディングのトランペットを取っ払ったリミックス14がUK,USとも正式リリース盤となり、没となったテイク11を収録したUSプロモ盤は超貴重なレコードになってしましました。
(因みに、US盤「レアリテイーズ」に収録のこの曲は通常ヴァージョンにエンディングのトランペットを編集でくっつけたヴァージョンです)
 
拙者はこのレコードが欲しくて、もう30年ほど前から探していましたが、貴重で高価なものにはしフェイク(偽物)がつきもの。今ほど情報が無かった時代に、やっと本物(と拙者が思っっている)に出会うまでにフェイクを2枚つかまされ、高い授業料を払いました。
 
イメージ 1
左=フェイク、右=本物、
 
本物のレーベルは、「Yellow/Green」とか「Lime」と言われるように、緑がかった黄色ですが、フェイクは真っ黄色。しかし結構微妙な色使いなので、2枚を並べると分かり易いですが、1枚単品で見ると識別はかなり困難。
あと、文字がつぶれ気味。
 
イメージ 2
上=本物、下=フェイク
 
「4」や「5」の書き方、角度が違います。
また「*」は本物は機械文字(と言われている)で他のUSシングルに刻印されているものを同じ、フェイクは手書きで大きい。(あまりに薄すぎて写真で撮れませんでした)
このマトリクスで識別するのが確実でしょうか。
 
US盤シングルにはあとレアヴァージョンとして、中間部が長い「I am The Walrus」がありますね。これは未だにここでしか聞けません。
 
ところで、今回のサージェントのリミックス。拙のぼろオーディオでは、いろんな音がてんこ盛りで隙間がないので疲れる。
2009年のリマスター盤もそうでしたが、数回は聞くものの、その後はまた聞くのはUKオリジナルのレコードになりそうです。
やっぱりあの鮮度抜群で、聞きなれたスコスコなステレオミックスが聞きなれているんですよね。