shadow_pmcのブログ (旧 ビートルズ徒然草)

ビートルズのレコードの重箱の隅を突っつくブログです。

ビートルズUK盤コンプリート・ガイド  その2

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今日は日課である朝のジョギングもほどほどに、10時きっかりに、「ビートルズUK盤コンプリート・ガイド」を探しに本屋さんに飛び込みました。開店直後だったので棚には並んでなく、仕方なく店員さんにまだ店出ししてない本の中から苦労して見つけて出してもらった手前、本当は中身を見てから決めたかったのですが、そうもいかず、結局ノー検品で買う事に。
 
まずは、ここまで詳細に調べ上げて体系化し、労作を完成していただいた同志に感謝。
さて中身ですが、パラパラと見ていただけで、拙者の興味の中心であるレーベル研究に関しては、かなりスゴイ印象。拙者の蒐集対象であるビートルズ現役時代(つまりシルヴァー・パーロフョンのEMIワンマークまで)のレーベルヴァリエーションに関しては、恐らく95%以上カヴァーしていると思われます。個人的には特に大きな新発見はほとんど無く、若干のヴァリエーションの欠落はあるものの東京ビートルズファンクラブのレーベル研究のアップデート版としては十分な内容。
 
「よくぞこれだけ集めたものだ」と関心していたら、良く見たらレーベルの幾つかは「CG」で合成してある。このあたりは賛否両論分かれるところですね。また「Let It Be」のAPPLEレーベルのexport singleなど、キモとなるような「知る人ぞ知る的なコアコレクター向け著名ヴァリエーション」がいくつか欠落しているのは残念。どうせ未所有分はCGで作成するなら、このあたりはなんとか合成して掲載しても良かったのでは?
 
あと個人的には、拙者のような年寄りには、ちょっと字が細かくてつらい。ビートルズ・マニアの高齢化も進んおり、このあたりの配慮も、今後出版を予定されている方にはお願いしたいですね。
 
この手のデータ本に完璧は無い。情報は不完全で、終わりが無く、何時まで経ってもcompleteならない。いろいろと苦言も含め書かせていただきましたが、恐らくレーベルに関しては、この本を凌駕する本は今後出て来にくい。残りの5%のレーベルヴァリエーションも網羅し、現時点での完全版をを目指すには、世界中のコレクkターの協力なくしては無理でしょう。この本を契機にそのような気運が高まり、以前の東京ビートルズファンクラブのような活動主体が現れないかな、と切に望んでおります。