shadow_pmcのブログ (旧 ビートルズ徒然草)

ビートルズのレコードの重箱の隅を突っつくブログです。

現物主義

先日発売された「ビートルズUK盤コンプリート・ガイド」(以下ガイドと略)の反響は大きく、多くのビートルズ関係のHPやブログに取り上げられ、さすがビートルズのコレクターの皆さんの要求水準の高さに驚き、また納得させられました。
 
里葉風流さんの「競盤風物詩」の第8話にコレクターの現物主義の話があります。コレクター度が高度化するにつれ現物主義度が高まる、つまり自分の目で確認しない限り、その物の存在を認めないという、変なコレクター観の事ですね。
 
拙者も立派にこの現物第一主義人間でありまして(コレクター度ではなく、性格的な要因と思われますが)、
噂に聞く未所有のアイテムは見るだけでは納得できず、探しまくり何とか入手すべくがんばって来ました。残念ながら、今では財力が尽き果て、そのあたりの余裕のあるコレクター諸氏に「あとは任せる」状態になってますが、未所有アイテムに興味が尽きないのは、今でも変わっておりません。
 
本題に入ります。
実はガイドでは、個人的には驚きの新発見レーベルもあったので感激していたんのですが、ほとんどがCGでの復刻でした。おそらく著者がその存在を確認したうえでCG化したのでしょうが、「ほんまかいな~」と正直疑問も感じるレーベルもあるんですよね。(以下、細かい話になります)
 
例えば、これ。イメージ 1
LP「A HARD DAY'S NIGHT」のstereo盤(PCS3058)で、黄色のPARLOPHONEロゴの上の回転数表示が通常の「33 1/3」では無く「/」が「-」になっているレア盤(左写真は拙者所有)ですが、ガイドのP52のY3-3(B)のCGでは、Y3のカテゴリーながらリムがPARLOPHONEになっていて、曲名の配置も全く違う。これなんかCG処理時のパーツ張り間違えかと勘繰ってしましますね。逆にもしCGが本当なら、拙者所有のこのレーベルが未掲載レーベルとして価値を持つ事になります。
 
例えば、同じくLP「A HARD DAY'S NIGHT」のstereo盤(PCS3058) ガイドP51のY2-3(B)
リムがGRAMOPHONEで出版年が「Rocording First ~」表記となっているレーベル。通常はPARLOPHONEリムの末期から出版年は「P19○○」表記。またGRAMOPHONEリムなのにY2のカテゴリに入っているのも疑問。
 
例えば、EP「BATLES' MILLION SELLERS」 ガイドP161 EY3-2(c)
GRAMOPHONEリムてリマ―クあり盤はタイトルが「BEATLES GOLDEN DISCS」と間違って印刷されているが、これが正確に「「BATLES' MILLION SELLERS」と修正されているレーベル。
これはあるかもしれない。存在の噂は聞いていますが、実物、写真とも見たことない。
 
これらは拙者的には、入手困難度★★★★★。
GOLD STEREOより難しいかも。
 
negativeな話ばかりしてもいけませんので、最後に「WITH THE BEATLES」mono(PMC1206)のジャケット上部のmonoロゴに関してのpositiveな情報を。
 
ガイド等では、largeタイプしか存在しないと言われてますが、他に以下のタイプが存在します。 
①ロゴなし。monoエンボスあり。ダーク・ジャケット(レコード=1N/1N) ← 本盤
②ロゴなし。monoエンボスなし。ダーク・ジャケット(レコード=1N/1N)
③smallロゴタイプ。ライト・ジャケット(レコード=5N/5N → 7N/7N) 
④ロゴなし。monoエンボスなし。ライト・ジャケット(レコード=7N/7N →5N/5N) → ダークジャケットでした。
(2011年11月29日訂正)
 
従って、今のところ未発見はmiddleロゴタイプのみとなります。
もちろん全て現物確認済みです(なんといっても現物第一主義人間ですから)。