本日はJUN LEMONさんのブログ「BEATLES ビートルズ '69 ☆Abbey Road 40周年☆」の2番煎じになりますが、そのJUNさんや「“つるこけもも”通信」のrtf*x47*さんから絶賛されているJoachim Noskeの「BEATLES COVERED」について。
最初は何せ3万円を超える価格に二の足を踏んで躊躇してたのですが、どうしても欲しくなり、いろいろと調べて、少しでも安く買うためドイツの出版元へ直発注し、2週間たってやっと届きました。
まず驚いたのはその重さで、アンソロジー本と同様、扱いが大変。とても寝ころんで眺める代物ではありません!装丁は写真で見るよりはるかに立派でまるで百科事典のよう。所有感を満足されられます。
内容が噂どおりすごい!コンテンツは下の出版元のサイトで見ることができますが、まぁ~よくこれだけ集めたものです。特に台湾や一部の中南米諸国のレコードなんざぁ「こんなレコード、お金貰っても要らないや」と思う様な(美的に)チープなレコードばっかりで、集めるにも相当ストレスと葛藤があったと思われますが、そこを手を抜かずきっちりと集めたことろにこの人の凄さとこの本の価値を見出せます。
中でもヨーロッパ諸国のレコードは徹底的に網羅されており、美しい写真を見ているだけで欲しくなってくるレコードが山ほどありました。日本盤に関しても、これだけの種類を持っているマニアは日本にもほとんど居られないでしょう。「帯」だけのために気の遠くなるような出費をされたことは容易に想像がつきます。(彼が拙者から買ってくれた帯付き日本盤も載っているのかな?)一方、アメリカ盤に関してはBruce Spizer本に軍配が上がります(当然か?)。
「これ以上のBEATLESのレコード本は今後でてくることはいだろう」というこの本への称賛は決して間違いではないでしょう。(これ以上の同種の本を作ろうという気の起こる人がいるとは思えん!)
但し、あくまでタイトルどおりジャケットを主においた本なので、例えばUK盤のレーベルの細かいバリエーションなどを追及していく方には不向き(とはいっても標準レベルは十分クリアしており、AマークDEMOの写真の数々が掲載されていたりして侮れない!)、また特定の国のレコードしか興味のない人にとっては、ちょっと価格とのバランスが合わないでしょう。
パラパラと見た中で1つだけ苦言を呈させていただくと、ブッチャーカバーのステレオ盤、これは明らかにレプリカですねぇ。ここまで完璧なだけにこの「詰め」の甘さは残念です。
日本てはライムハウスさんから購入することができますし、個人輸入できる方は下の出版社のサイトから購入できます。
http://www.ajonobook.com/ajonobook/Home.html
限定500部ですが、拙者の番号はまだ300番以下でしたので在庫はまだありそうです。個人輸入のほうが少し安いですが、届くまで2週間くらいかかりますので、すぐに手に取りたい方はライムハウスさんがいいと思います。
12月に入るとBEATLES関連の書籍が次々と発売されるので、大変なことになりそうです。次は「ビートルズ全曲バイブル」でこちらにも期待してます。当分は暇つぶしに事欠きませんねぇ。