Spizerの 「BEATLES FOR SALE ON PARLOPHONE RECORDS」を読みふけっておりますが、読めば読むほど「凄いなぁ～」と感動しております。しかし、完全無欠と思われるこの本にも載っていない、あるいは写真を掲載できなかったアイテムはあるもので、これからはこれら「重箱の隅をつっつくアイテム」を少しづつ紹介していきたいと思います。
本日は、これ。
ＵＫ盤「WITH THE BEATLES」（PMC1206）の「mono」のロゴの黒インクがなく、エンボスのみが印字（？）されているジャケット。ダークジャケットでGARROD製です。一種のミスプリジャケットですが、stereoにもこのエラージャケットは存在し、こちらは結構知られている一方で、monoはその存在が疑問視されていましたが、ちゃんと存在しておりました。
実は１０年ほど前に、拙者はこのエラージャケットをあるお店で見たことがありまして、手には取ったのですが、色の消えている不良盤だと考えてしまい棚に返してしまったことがあります。後にstereoのエラー盤の存在が世に知れ渡り、一方でmono盤がなかなか見つからないという状況が長く続き、コレクター間ではmono盤は存在しない、というのが定説になりつつ中、拙者が見たのは何かの間違いだったのだろうか？と疑ったこともありましたが、やっと現物を確認できました。
エラージャケットと書いてきましたが、stereo、monoの両方にこのタイプが存在するということは、何らかの理由で意図的に印刷した正規ジャケットであるという事も考えられます。
また、以前の記事に触れましたが、この「WITH THE BEATLES」のmonoロゴなしジャケットには、エンボス無しのタイプも存在します。（もちろんstereoも存在）
と、ここまで書いてきて、今回の記事を書くため再度チェックしておりましたところ、以前の記事の間違いを発見しました。
「WITH THE BEATLES」のmono盤のジャケットはラージロゴの他、少なくとも以下が存在します。
①ロゴなし。monoエンボスあり。ダーク・ジャケット（レコード＝1Ｎ/1Ｎ） ← 本盤
②ロゴなし。monoエンボスなし。ダーク・ジャケット（レコード＝1Ｎ/1Ｎ）
③smallロゴタイプ。ライト・ジャケット（レコード＝5Ｎ/5Ｎ → 7Ｎ/7Ｎ）
お詫びして訂正させていただきます。
