shadow_pmcのブログ (旧 ビートルズ徒然草)

ビートルズのレコードの重箱の隅を突っつくブログです。

ザ・ビートルズ 非公式の真実 失われたインタヴュー集

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ジェフ・エメリックの「ビートルズサウンド・最後の真実」に続く「真実もの第2弾」、キース・バドマンの「THE BEATLES 非公式の真実 失われたインタヴュー集」が発刊された。と言っても、これは2000年に原書の出た「THE BEATLES OFF THE RECORD」の日本語訳版ですので、エメリック本の方が新しいのですが、英語のダメな拙者にとっては、とっても待ち望んだありがたい出版でありました。

1967年まで読んだのですが、彼らの私生活は別にしして、結構知らなかった事が多く、驚きの新発見もあり(拙者だけか?)価格に見合う価値のある本だと思います。

例えば、
「SGT. Peppers Lonely Hearts Club Band」は実はポールとマル・エヴァンスの共作で、ちゃんと
出版登録されておりマルには著作権使用料が支払われていることや「Hello,Goodbye」はポールとアリステア・テイラーとの共作だったこと。

「Yellow Submarine」の中間部のブラスバンドの部分が実はテープ編集であった事は、エメリック本で読んでかなり驚いたのものですが、こちらの方では「これはテープに録音されたサウンド・エフェクトではなく、スタジオにちゃんとバンドがいた。」とジョージ・マーティンがはっきり語っている!!

個人的には、あれはテープ編集では出来すぎかな、と思っていただけにこれには納得。これはマーティンが生きているうちにどなたか再確認していただけないものでしょうか?(エメリックは「マーティンはこのことを失念している」と書いている)

あと1968年以降解散まで、どんな真実が出てくるのか、楽しみではあります。とは言っても、語っているのは本人おおよびその周辺の関係者、語った先はマスコミと言う事で、どこまでが真実か?という疑いをもって読む必要はあります。

「本人が言っている事だから信用できない」(中山康樹著「ビートルズの謎」より)!?