拙者のレッド・ツェッペリンのフェイヴァリットは「LED ZEPPELIN Ⅱ」です。
ブルース色がかなり強かった1枚目「LED ZEPPELIN 」から、着実に進化した音楽、演奏を聴くことができる本作は、間違いなく彼らの最高作にして、拙者の「無人島レコード」の候補です。
好きが故に、より音の良い「LED ZEPPELIN Ⅱ」を探し求めてUK、US、日本のオリジナル盤を中心にかなり物色しました。
本当のオリジナルはUS盤ですが、やっぱりUKのバンドはUK盤で聞きたいもの。各国盤の音質比較は「紙ジャケ探検隊」さんに詳しく記事にされており、これを参考に集めました。
①US盤 SD8236 1841BROADWAYレーベル
②US盤 SD8236 1841BROADWAYレーベル RL刻印
③US盤 MFSL1-065 モービル・フィディリティ
④UK盤 588198 A2/B2マト LIVING LOVING WRECK LEMMON SONG
⑤UK盤 588198 A2/B2マト LEMMON SONG
⑥UK盤 588198 手書きA/Bマト PYEプレス LEMMON SONG
⑦UK盤 588198 A5/B4マト KILLING FLOOR
⑧UK盤 588198 A6/B4マト KILLING FLOOR
⑨日本盤 MT1091 日本グラモフォン
各国の音の特徴をひと言で言うとは、US盤はワイドレンジで特に高域がすっきり伸びていて、メリハリが効いている感じ。UK盤はなんといっても音に深みがあり、適度に湿り気があります。
日本盤はUS盤に似てますが、もっとあっさりしていて、1枚ベールを被った様な音。
モービル盤は、低域の伸びが素晴らしく、きれいな音。逆にいうと迫力不足。ツェッペリンをUS盤で聞けばハードロック、UK盤で聴けばブリティッシュロック。
CDも所有してますが、とてもオリジナル盤の音には足元にも及びませんので割愛。
UK盤もマトが進むにつれ鮮度が落ちていくのは事実ですが、拙者のボロ・オーディオ装置で本当にわずかの差です。また同じA2/B2マトでも枝盤が進むと音が違うらしいです(恐ろしい)。またPYEプレスの音はPOLYDOR盤とは若干違っていて低域が魅力的。
「紙ジャケ探検隊」さんは「UKのマトA2/B2で決まり。あとは不要」との結論。
拙者は最近、US盤のRobert Ludwigマスター盤②を入手したのですが、US盤のメリハリとUK盤の深みをドッキングしたような音で、これがなかなか素晴らしい。そこで拙者のお勧めする最強盤はUS盤の②、UK盤の⑥。このどちらか。
そこで本日の結論、今の気分では、無人島に持っていくレコードはUS盤の②。