shadow_pmcのブログ (旧 ビートルズ徒然草)

ビートルズのレコードの重箱の隅を突っつくブログです。

不思議なレーベル WITH THE BEATLES PMC1206

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UK盤のWITH THE BEATLES(PMC1206)で人気があるのは、マト1と呼ばれるラウドカットのXEX448 1N/ XEX449 1Nで、中でも初盤のJobeteクレジットのレーベルようです。

拙も当盤は1番の愛聴盤ではあるのですが、このレーベルは特に回収になったわけでもなく、初盤で何十万枚と発売されてますので、他の人気のマト1「Rubber Soul」や「Revolver」よりは遥かに市場には出回っております。

逆に珍しいのは写真のレーベル。第2面の6行目が「5. DEVIL IN HER …」で始まる後期のレーベル。これは7N/7Nのマトですが、通常盤は「Songs. 5. DEVIL IN HER …」で始まります。なぜ突然この部分だけ活字を組み替えたのかは謎です。

またこのタイトルのMONO盤は細かいバリエーションは別にして、「THE PARLOPHONEリムでリマークなし」という所謂Yellow Parlophoneタイプ1しか見つかってないのですが、マザーは1N、3N,4N、5N、6N、7Nでスタンパーが5回も切り直されている事がわかります。

 

発売されたのが1963年11月で、Yellow Parlophoneタイプ2(THE PARLOPHONEリムでリマークあり)で発売されたA HARDDAYS NIGHT(PMC1230)が1964年6月なので、7ヶ月でスタンパーを5回も切り直すなんて事はあるのでしょうか?大量にレーベルを印刷したため後期プレス盤もこのレーベルで発売した、なんて説もあるようですし、またこの「5. DEVIL IN HER …」レーベルを「1968年プレス」といって売っている欧州のディーラーもおります。

さて真偽のほどはいかに?