2018年に入ってまだ半月も経っていないのに、「何がもう今年の新発見じゃ!」という皆さまの声が聞こえてきそうですが、これは間違いなく「今年を代表する1枚」となるでしょう!!(ちょっと興奮気味)
「ザ・ベスト・オブ・ザ・ビートルズ」(LP:OP7177)と言えば、ご存知のように1965年に東芝音工がビートルズのベスト盤として発売を企画したものの、本国EMIの許可が出ず、泣く泣く発売中止となった「幻のレコード」ですね。
その現物は見本盤が(恐らく)数枚存在するだけで、当時のビートルズ担当の高嶋弘之氏の所有する1枚がメディアに取り上げられたりして有名になっています。
その高嶋氏の1枚のほか、過去にネットオークションに出品されたものは、次の写真のようにレコード番号、タイトル、曲目などが白いレーベルに簡易印刷された、いわゆる「がり刷り」と呼ばれるレーベルだったと記憶しています。(写真はピーター・インガム著「ビートルズ日本盤ディスコグラフィー」から転載)
しかし、しかしです。
今回、この白レーベルで、レコード番号がスタンプ押しで曲目などが手書きされたものがネットオークションに出品中なのです!
この手書き白レーベルは、見本盤の中でも最初の段階の、例えば製造工場での再生テストや企画宣伝会議用などに使用されると言われるもので、主に放送局などに提供され、オンンエアー用に使用されるらしい「ガリ刷りレーベル」に比べて、圧倒的に製作数が少なく、現存する確率が圧倒的に少ないことは容易に判断できます。
しかし、過去にこの「手書きレーベル」の存在が紹介された事はあったんでしょうか?
真贋のほどは??
画面の写真は先の「ガリ刷りのものと極似しているし、インナーグルーヴの刻印も番号は同じなので、どうでしょう?
お値段は??
108万円スタートですが、すでに入札者もいますので、かなりな高額になりそう。
これはビートルズ日本盤の歴史の中でも、最大級の発見となるかもしれませんね。